大会長挨拶

八代 一孝

第19回一般社団法人日本ガンマナイフ学会学術総会
大会長 八代 一孝
(藤元総合病院 脳神経センター長)

この度2022年1月21日と22日に第19回日本ガンマナイフ学会学術総会を、かごしま県民交流センターで開催させて戴く運びとなりました。当初は2021年1月に開催を予定しておりましたが、コロナ禍の中、1年延期を余儀なくされました。

本会はガンマナイフのユーザーズミーティングとして始まりましたが、第17回で学会が一般社団法人となったのを機に、本会が日本ガンマナイフ学会の学術総会となり、前回はAsian Leksell Gamma Knife Societyとの合同開催。そして今回が当学会単独で開催する最初の学術総会となります。その会を鹿児島の地で開催させて戴けることを大変誇りに感じております。

2016年末からGamma KnifeもICONが日本に導入され、分割照射が容易となりました。2021年8月の時点で22台のICONが日本で運用されており、徐々に4CやPerfexionからICONに更新されています。その中で、ガンマナイフ治療の照射法が変化し、さらに治療適応が拡大していくものと考えられます。そのような変化の時代に、今までLINACで培われてきた分割照射や定位放射線治療の知見を融合させながら、ガンマナイフの独自性がどこにあるのかを再確認する会にしたいとの思いから、メインテーマを「融合と独自性」とさせて戴きました。分割照射は重要なテーマではありますが、大きな転移性脳腫瘍のみならず、神経膠腫や良性腫瘍に対しても、新たな治療方針や適応拡大が提案されるのではと期待しております。

2021年10月末の時点ではコロナ感染症は第5波が鎮静化しつつあり、今後も落ち着いた状態であることを期待して、現地開催する予定です。久しぶりに学会員が直接顔を合わせて議論する場を提供するために、感染防止に努めながら、入念に準備していきたいと考えております。

是非、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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